#47 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter13「行動の背景」
[第一段落]
アリは、曲がりくねった道を歩いて砂浜の上を駆けています。
右に曲がったり、左に曲がったり、戻ったり、立ち止まったり、また前に進んだり。
アリが選んだ道の複雑さをどう説明すればよいのでしょうか。
アリの脳の中に、その複雑な行動を説明するための高度なプログラムを考えたとしても、うまくいかないことがわかるでしょう。
アリの脳を推測しようとして見落としていたのは、アリが生きている環境です。
風と波で形成された砂浜の構造や小さな丘や谷、そして障害物がアリの進路を形成しています。
見たところのアリの行動の複雑さは、アリの心というよりもむしろアリの環境の複雑さに影響しています。
アリは、砂の山や棒などの障害物を登るときにエネルギーを浪費することなく、できるだけ早く日の当たる場所から巣に戻るという単純なルールに従っているのかもしれません。
複雑な行動が複雑な精神的戦略を意味するわけではありません。
[第二段落]
一匹の孤立した空腹のネズミが、心理学者がT字迷路と呼ぶものの中を走ります。
ネズミは左にも右にも曲がります。
左に回れば10回のうち8回はエサを見つけることができ,右に回れば10回のうち2回しかエサを見つけることができません。
ネズミが見つけるエサの量は少ないので、何度も何度も迷路を走ります。
いろいろな実験の状況の中で、ネズミはほとんどの場合、予想通り左に曲がります。
しかし、時には悪い方の選択肢であるにもかかわらず、右に曲がることもあり、多くの研究者を悩ませています。
「最大化」と呼ばれる論理的な原則によれば、ネズミは常に左に曲がるはずです、なぜなら、そこでは80%の確率でエサを期待できるからです。
時々、ネズミは約80%の確率で左に曲がり、約20%の確率で右に曲がることがあります。
このような行動は、80/20パーセントの確率を反映しているため、確率マッチングと呼ばれます。
しかし、その結果、エサの量は少なくなります、期待値は68%しかありません。
ネズミの行動は非合理的のように見えます。
進化の過程でこの残念な動物の脳を誤った造りにしてしまったのでしょうか?
それとも、ネズミは単にバカなのでしょうか?
[第三段落]
ネズミの小さな脳ではなく、自然環境に目を向けることでネズミの行動を理解することができます。
自然な状態での採餌(エサをあさる行為)では、他の多くのネズミや動物とエサをめぐって競争します。
最も多くのエサがある場所に全員が行ったとしても、それぞれの取り分はわずかなものでしかありません。
時々、2番目にエサの量が多いところを選んでいたある突然変異の動物は、競争をすることが少なく、より多くの餌を得ることができるため、自然淘汰されます。
このように、ネズミは、競争的な環境で機能する戦略に依存しているようですが、個体を社会的に隔離しておくという実験状況には適していません。
[第四段落]
アリとネズミの話は、同じことを言っています。
行動を理解するためには、脳や心だけでなく、物理的、社会的な環境の構造にも目を向ける必要があります。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#46 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter12「AIと仕事」
[第一段落]
過去200年間のテクノロジーの進歩は目覚ましく、私たちに多くの恩恵をもたらしてきました。
しかし、技術の社会への導入は必ずしも順調というわけではありませんでした。
最初の産業革命は、18世紀後半にイギリスで始まりました。
当時開発された機械は、それまでよりもより効率的に、簡単に、そして安く衣服を作ることができました。
とはいえ、最初は、皆がこのことをうれしいと思っていたわけではありません。
ラッダイトとして知られる、熟練した織物職人や繊維機械のオペレーターたちは、自分たちの仕事が奪われることを恐れていました。
彼らは、工場主による新技術の普及に抗議し、抵抗するために労働運動を始めました。
彼らの抗議行動は、機械を破壊するなどのもので、当局によって殺害されたラッダイトもいました。
[第二段落]
私たちが今知っているように、これらの技術の進歩は遅れることはありませんでした。
時が経つにつれ、それらは広く受け入れられ、評価されるようになりました。
やがて、蒸気機関のような革新的な技術が、ヨーロッパをはじめとする世界各地で重機を動かすようになりました。
1800年代末の第2次産業革命では、蒸気機関と電気の使用が開始されました。
20世紀後半の第3次産業革命では、コンピュータをはじめとするデジタル技術や通信が発達しました。
そして最近では、人工知能(AI)や高度なロボット工学の発展により、第4次産業革命が起きていると専門家は言い切っています。
[第三段落]
しかし、現在でも、現代技術がもたらす潜在的な弊害についての警告を耳にします。
最新のAIの発明は、労働者や企業、社会全体に悪影響を及ぼす可能性があると主張する研究者もいます。
最も懸念されるのは、過去の時代と同様に、 機械が人間の職場に取って代わってしまうということです。
これらの研究者は、 今後数年間で多くの職業がAIやロボットによって失われるかもしれないと指摘しています。
タクシーやトラックの運転手、清掃員、工場労働者などが、そのリスクにさらされると考えられています。
[第四段落]
AI革命が大量の失業を導くのではないかという懸念さえ表明されています。
何人かの専門家によると、2030年までに世界で最大8億人の雇用が失われる可能性があるといいます。
さらに、機械に仕事を奪われるのは、あまりスキルがなく、教育もあまり受けていない労働者であり、富裕層と貧困層の差が大きくなる可能性が高いと言われています。
これが社会的な対立や不安定さを生むと考える人もいます。
[第五段落]
しかし、必ずしもそのように未来を否定的にとらえる必要はありません。
AI技術のせいでいくつかの仕事がなくなるようなことが起こっても、全体として雇用が減ることはありません。
新しい仕事が出てくるでしょうし、ロボットを管理し維持するために、ずっと人間が必要とされるでしょう。
また、社会的関係や対人関係に関わる仕事など、機械にはできない仕事もたくさんあります。
例えば、フレンドリーな販売員や、親切で思いやりのある介護士を機械に置き換えることは難しいでしょう。
実際に、経済協力開発機構(OECD)の最近の報告書では、これまで考えられていたほどの多くの仕事がなくなることはないだろうと研究者は予測していました。
[第六段落]
では、第4次産業革命がもたらした新しい時代に、できるだけスムーズに移行するために、私たちはどうすればよいのでしょうか。
技術的な発明が人々の生活に与える影響を認識し、それに対応することが重要です。
政府は、職を失った労働者に向けて再教育や新たな機会を提供しなければなりません。
また、特定の地域で多くの仕事がなくなると、その町や都市に新しいハイテク産業を持ち込む必要が出てきます。
[第七段落]
過去の産業革命では、人々は機械に取って代わられることを恐るという経験をしていました。
しかし、実際には新しい技術は新しい雇用機会を生み出し、私たちの生活を大きく向上させることになりました。
過去の葛藤と成功を心に留めて、今日も協力して、最高の形のAIのある未来を一緒に作っていきましょう。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#45 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter11「自動運転車」
[第一段落]
運転支援技術の普及は、今後数年間で徐々に進んでいくと思われます。
しかし、そう遠くない将来、完全な自動走行車が現実のものとなるでしょう。
そうなれば、既存の自動車は、蒸気機関車や固定電話のように古めかしいものになってしまうでしょう。
[第二段落]
そんな未来をイメージして、ロンドン郊外のヒースロー空港を訪れて、「ポッドパーキング」というエリアに行ってみましょう。
運転手のいない電動ポッドが道路上の専用道路を動くことで駐車場とターミナル間の移動ができます。
タッチスクリーンのキオスクを使ってポッドを呼び出し、目的地を指定します。
4人乗りのポッドが自ら車を停め、ドアが開きます。
ポッドに乗って、座って、スタートボタンを押します。
目的地に到着すると、他のポッドを避けてきれいに駐車し、次の乗客を乗せて出発していきます。
[第三段落]
自動運転車には大きなメリットがあります。
現在、交通事故の94%は人間のミスによるもので、その3大原因はアルコール、スピード違反、割り込みです。
事故によって、世界では年間約120万人が亡くなっています。
自動運転車は、アルコールを飲んだり、制限速度を破ったり、運転中にメールで中断されたりする可能性がないので、事故の発生頻度は格段に低くなるはずです。
新しい研究によると、アメリカの道路を走る自動車の90%が自動運転になった場合、事故の発生件数は年間550万件から130万件に、交通事故死者数は3万2400人から1万1300人に減少すると試算されています。
[第四段落]
安全性が高まるだけでなく、自動運転車は予測不能なブレーキを踏むことがなく、混雑した道路を避けて走行することができ、接近して走行することができるため、交通の流れがスムーズになります。
これらの要素はすべて、道路の容量(車の量)を増やすことにつながります。
テキサス大学の研究によると、アメリカの自動車の90%が自動運転になった場合、道路容量が2倍になると試算されています。
渋滞は、高速道路では60%、郊外の道路では15%削減されるでしょう。
また、自動運転車に乗っている人は、他の仕事ができるようになります。
その結果、生産性が向上し、アメリカでは年間1.3兆ドル、世界では5.6兆ドルの価値があると言われています。
また、子どもや高齢者、障がい者の自立も促進されます。
[第五段落]
車を常時使用することで、駐車場のスペースが大幅に減ります。
アメリカの都市では、駐車場の面積が24%も占めています。
都市部では、車1台あたり3.5台分の駐車スペースを確保しているところもありますが、それでも都市部のビジネス街では、運転時間の30%を駐車場探しのために費やしています。
駐車場のスペースを確保することで、より多くの人が都心に住めるようになるだけでなく、労働者がより遠くに住めるようにもなります。
移動中に眠れるなら、自動走行車はより長い通勤時間が可能になります。
[第六段落]
車好きの人たちは、20世紀に個人の自由の象徴となった機械の終わりを残念に思うでしょう。
しかし、運転手のいない未来では、人々はなぜ高い交通事故死率を容認したのか、なぜほとんど使われていない機械に多額の費用を費やしたのか、と考えるようになるでしょう。
自動運転車の世界は奇妙に聞こえるかもしれませんが、次の世代にとってみたら、車を所有する時代はもっと奇妙だったと思われるでしょう。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#44 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter10「オーガニック」
[第一段落]
オーガニック "という言葉は、わずか1世紀足らずの間に、品質と伝統の象徴となりました。
現在、私たちは、オーガニックの先駆者たちが想像もしなかったような豊富なオーガニック製品を手にしています。
近年、商店街やスーパーでは、「100%オーガニック」や「人工添加物不使用」などを謳った(主張した)商品が登場しています。
サラダからスキンケア製品まで、信じられないほど多くの種類があります。
[第二段落]
しかし、それらの製品は、オーガニックでない製品と比べてどれほどいいのでしょうか?
本当に環境保護に役立っているのでしょうか?
また、健康にも良いのでしょうか?
1つだけ確かなことは、オーガニック製品の価格は2倍ほどであるということです!
では、どのようにして自分が手に入れているものや、それが価値あるものなのかどうかを知ることができるのでしょうか?
[第三段落]
オーガニック製品の最大の分野はやはり食品で、単品はもちろん、朝食用のシリアルからアイスクリームまであらゆる製品の原材料として使用されています。
オーガニック製品を支持する人たちは、これらの製品が(普通の製品より)美味しく、体に良いものだと主張します。
評論家は、栄養面での違いはないと言っています。
[第四段落]
近年、化学農薬による健康被害への不安から、これらの製品への需要が非常に高まっています。
しかし、これらのリスクが本当に存在するかどうかについては、議論が続いています。
両者ともに、科学的研究から得られた証拠を示しています。
一方は、消費者には「農薬は、特に子供にがんを引き起こす可能性がある」と伝えられます。
しかし、同じ資格を持つ他の科学者は、その恐れは誇張されていると言っています。
さて、誰のことを信じればいいのでしょうか?
[第五段落]
多くの科学者や大規模なアグリビジネス(農業関連企業)が否定しているにもかかわらず、慎重になる理由があるようです。
最近、957種類のオーガニックでない食品をテストした研究では、テストしたほぼすべてのパンを含む203種類の食品に農薬が残っていることがわかりました。
この研究では、検出された量は安全であると主張していますが、他の科学者は、人間の健康に対する農薬の影響についての理解はまだ非常に限られていると言っています。
[第六段落]
私たちが安全に摂取できる農薬の量は、実際にはわかりません。
だから、農薬の摂取量を減らすのは良いことだと思います。
しかし、そんな余裕があるでしょうか?
誰もがオーガニック食品を定期的に購入するために必要な、高額な費用を払えるわけではありません。
例えば、オーガニックの卵は通常の卵の5割増しで済むかもしれませんが、オーガニックの鶏肉は工場で飼育されている鶏肉の6倍の値段になることもあります。
[第七段落]
忘れがちですが、工業的な農法がなければ、こんなに安い食料は手に入らないでしょう。
私たちの祖父母のように、毎日肉を食べることをやめ、肉を食べる頻度を減らす準備ができているでしょうか?
[第八段落]
もちろん、多くの人が「そうすべきだ」と言っています。
健康上の理由だけでなく、倫理的、生態学的な理由もあります。
彼らは、私たちは急速に、食べ物があまりない状態からありすぎる状態になってしまい、環境を破壊し、健康を害するような生活様式に慣れてしまったのではないかと主張しています。
一方、彼らの批判者は、世界が必要としている食料を有機的に生産できると考えるのは、あまりにも理想的すぎると言っています。
[第九段落]
有機栽培の主な問題点は、大企業とは反対であるにもかかわらず、大企業化していることです。
シャンプーに使われているインドネシア産のオーガニックオイルが髪に良いと感じるかもしれません。
しかし、シャンプーを地球の裏側まで運んでも温室効果を止めることはできません。
そして、それを売っているスーパーマーケットは、生産している労働者の状況を本当に気にしているのでしょうか?
多くのオーガニック製品は持続可能ではありません。
私たちには良いかもしれませんが、地球には良いのでしょうか?
私たちは "オーガニック "という言葉を "ローカル "や "ハンドメイド "に置き換えるべきかもしれません。
あるいは、私たちの祖父母がやっていたように、自分たちで食べ物を育てるべきかもしれません。
時間が空いてしまってすみません。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#43 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter9「口論と真実」
[第一段落]
真実はおそらく上手なコミュニケーションにとって最大の障壁でしょう。
友人、あるいは配偶者との口論中、あなたは自分が正しいと強く確信しているために相手の視点を理解しようとしないかもしれません。
そうはせずに、あなたは言い争って相手に無理やり同意させようとします。
このやり方は、決してうまく行きません。
相手が同意するように説得すればするほど、相手はさらに理解をこねるようになることにあなたはおそらく気づいているでしょう。
これはあなたが相手の立場に耳を傾けていないからです。
相手は自分の感情が無視されていると思い、あなたに耳を傾けさせようとしてより声高に、より長い時間主張するようになるでしょう。
結局、両者が怒りと欲求不満を感じて終わることになります。
[第二段落]
あなたは、自分がこのようなことをしているとは全く気づいていないかもしれません。
ある女性の夫は最近、こう言いました。
「サラ、君は僕の都合を考えずにいつも自分のしたいことをしているね。君は自分のキャリアや自分の都合を第一にしています。」
するとサラは答えました。
「そんなことはないわ。あなたのことが最優先よ、ハロルド。でも大きな試験が近づいてきたら勉強を優先しないといけないときもあるのよ。」
サラは自分が誠実で理性的に振る舞っていると思っているかもしれないが、彼女は、この件について自分が正しく彼が間違っていることを示唆するという過ちを犯しています。
サラがハロルドを否定した瞬間に彼女は彼が正しいということを立証しているのです。
実際のところ、サラはハロルドの視点を理解しようとはしておらず、単に自分の都合と状況に対する自分の見解のみに耳を傾けています。
それこそがまさに彼が不満を訴えていることなのです!
[第三段落]
さて、それでは代替策は何でしょうか。
彼女は、「 私は〜だと感じる」といった発言で自分の感情を表現できるでしょう。
彼女はどう感じているのでしょうか。
自分は叱責されていると感じているのです!
それなら、理屈っぽくなる代わりに、ただそう「叱られている気がする」と言ったらどうでしょうか。彼女はまた、彼が考え感じていることを理解しようと努めることもできるでしょう。
彼はどう感じているのでしょうか。
彼は締め出され、無視されていると感じているのです。
彼女は次のように言うことができるでしょう。
「私は批判されていると感じて腹が立ったけど、 あなたの言うことにも一理あることはわかるわ、あなたはどうやら、 私が自分のキャリア を優先していて、自分が冷たくされていると感じているみたいね。 そんなふうに感じているんでしょう? もしそうなら、あなたが傷ついて腹を立てるのも理解できるわ」
[第四段落]
私は人間関係のトラブルを抱えた何百人という人たちと関わってきたが、そのほぼ全員が、「真実」 について言い争うという同じ間違いを犯していました。
この戦術は誰にとっても、問題の解決に役立つことは決してありませんでした。
自分が腹を立てているとき、あなたは自分の考えや感情に正当な根拠がある理由を説明したいと いう激しい衝動に駆られるでしょう。
「それをしてはいけない! 」
あなたは自分を 弁護し、議論したいという強い衝動を感じるでしょう。
「それをしてはいけない! 」
あなたが人に真実を指摘しようとするとき、たいてい起こることは何でしょうか。
あなたが口論して自己弁護的になったとき、 あなたの配偶者は口論をやめて、「ありがとう、私の目を覚ましてくれて感謝します。 私のどこがそんなに悪かったか、 今わかりました」 と言ったことがかつてあったでしょうか。
あるわけがないです!
[第五段落]
言い争いを解決するカギは、 多くの場合、一歩引いて異なるアプローチを探ることです。
要するに、 決して「真実」を守ってはいけないのです。
あなたの「真実」はあなたの敵なのです!
自分にその真実の独占権がある [自分の真実は誰にも譲れない] という考えを捨てて、 相手の視点を理解しようとすれば、人はもっとあなたに耳を傾けようという気になり、 あなた自身の視点を理解しようという気にもなるものだということに、あなたは気づくでしょう。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#42 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter8「睡眠の役割」
[第一段落]
なぜ私たちが眠れないのかわからない理由の1つに、そもそも本当に眠る必要があるのかわからないというのが挙げられます。
私たちは、もし眠らなかったら、睡眠が必要となることを知っています。
そして、私たちは、どれだけ抵抗しようとしても、睡眠は最終的に私たちを征服することを知っています。
私たちは睡眠に入ってから7〜9時間後に、ほとんどの人は再び起きる準備ができて、そしてその15〜17時間後、私たちは再び疲れてしまうということを知っています。
人類は、50年間、眠りは深い波の睡眠と、私たちの自発的な筋肉は麻痺しているのに、脳は起きているときと同じくらい活発な状態であるレム睡眠の期間に分割されることを知っていました。
私たちはすべての哺乳類と鳥は眠ることを知っています。
イルカは脳の半分が目覚めた状態で眠るので、水面下の環境でも生き続けることができます。
マガモが一列に並んで眠るとき、最も外側(先頭と最後尾)の2羽の鳥は脳の半分だけを警戒させ、捕食者を防ぐために片方の目だけ開けることができます。
魚や爬虫類、昆虫もすべて何らかの休息を行います。
[第二段落]
この停止時間の全てには代償が伴います。
動物は長い間じっとしている必要があり、その間は捕食者の餌食になりやすいです。
そのようなリスクに対する見返りは何でしょうか?
有名な睡眠研究者のアラン・レヒトシャッフェンはかつて、「睡眠が絶対に不可欠な機能を果たさないのであれば、これはこれまでに起こった進化のうち最大の間違いだ」と述べました。
[第三段落]
睡眠の有力な理論は、脳がそれを要求するというものです。
この考えは、一部常識に由来しています、ぐっすり眠った後、誰の頭がはっきりと感じられないのですか? (いや全員はっきり感じられる)
しかし、この理論の秘訣は、この仮定を実際のデータで確認することです。
睡眠は脳にどのように役立ちますか?
答えはあなたがどんな種類の睡眠について話しているによって変わるかもしれません。
最近、ロバート・スティックゴールドが率いるハーバード大学の研究者は、学部学生をさまざまな適性検査でテストし、昼寝をさせてから、再度テストしました。
彼らは、レム睡眠をした学生は昼寝の後、文法などのパターン認識の問題でより良いパフォーマンスを発揮しましたが、一方で、深く眠りについた学生は暗記科目において優れていることを発見しました。
他の研究者は、睡眠中の脳は、まるで、その日に学んだことを長期記憶に定着しようとしているかのように、被験者が最近目覚めている間に発生したニューロン発火のパターンを繰り返しているように見えることを発見しました。
[第四段落]
そのような研究は、記憶の定着が睡眠の機能のうちの一つであるかもしれないことを示唆しています。
ウィスコンシン大学マディソン校の著名な睡眠研究者であるジュリオ・トノーニは、数年前にこの理論に興味深い予想外の進展を加えたと発表しました。
彼の研究は、眠っている脳が、余剰で不要なシナプス、またはそれらの繋がりを取り除いているように見えると示しました。
つまり、睡眠の目的は、大事でないことを忘れさせることで、私達に、大切なことを覚えるのを手助けする、ということかもしれません。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#41 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter 7「国際語としての英語」
[第一段落]
今日、何億人もの人々が、商業、技術、就職機会における地球の言語である英語を学んでいます。
ブリティッシュ・カウンシル(イギリスの公的な国際文化交流機関)の最近の報告によると、10年以内に20億人が英語を勉強し、世界の半分の約30億人が英語を話すようになるそうです。
世界中で、子供たちが成功することを強く切望している親たちは、英語の語学学校に高額の費用を払っています。
世界中の政府は英語に重点を置いており、コンピューターとともに、英語がグローバル化の鍵であることを認識しています。
[第二段落]
現在、英語を母語としない人は、英語のネイティブを3対1の割合で上回っています。
英語の専門家であるデイビット・クリスタルによると、「第1言語としてではなく第2言語として話す人のほうが多い言語はこれまでにありませんでした。」ということです。
アジアだけでも、英語の使用者は3億5000万人を超えていて、これはおおよそアメリカ、イギリス、カナダの人口を合わせたくらいです。
イギリス人よりも英語を勉強している中国人の子供のほうが多いです。
新しい英語話者は単に言語を学ぶだけでなく、それを形作ります。
フィリピンで話されている独特の英語から、日本で話されている「ジャングリッシュ」、そして現在南アジアの多くの場所で話されているヒンディー語と英語が混ざった「ヒングリッシュ」に至るまで、世界中で新しい英語が出現しています。
南アフリカでは、多くの黒人が、地元の言葉が多く含まれた独自のバージョンの英語をとりいれています。
[第三段落]
すべての言語は絶えず変化していますが、英語のグローバル化は、言語の歴史の中で特殊なもので、私たちが想像してみることしかできない方法で言語の形が変わっていくでしょう。
将来的には、自宅で話すローカル版の英語、職場や学校で話す共通版の英語、そして外国人と話すための国際標準の英語の「3種類の英語」の世界が存在する可能性があります。
現在、ネイティブスピーカーが少数派になる中で、学生はイギリス人やアメリカ人のような英語を話そうとするのをやめて、自分のローカル版の英語を受け入れるべきだという意識が高まっています。
[第四段落]
確かに、英語は世界の共通言語になってきています。
あなたが上海でビジネスをしている韓国人の幹部、ブリュッセルで法律を書いているドイツの政治家、または、スウェーデンでの会議でブラジルの生化学者であったとしても、あなたはおそらく英語を話しているでしょう。
流暢さを手に入れるために、英語を母語としない人は、ますます若い年齢で英語を学ぶようになるでしょう。
中国の主要都市にある小学校は、中学校ではなく、小学3年生で英語を教えています。
ますます多くの親が、就学前の子供たちを地元の英語のコースに行かせています。
[第五段落]
なぜ英語に対してそれほど熱心なのですか?
簡単に言えば、理由は仕事です。
一世代前は、外交官や経営幹部などのエリートだけが仕事に英語を必要としていましたが、今日では、ビジネスやテクノロジー、教育の分野で英語が必要になっています。
現在、英語は世界の言語として確固たる地位を築いており、将来これが変わる可能性はほとんどありません。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#40 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter6「コーク VS ペプシ」
[第一段落]
1980年代前半、コカ・コーラカンパニー(コーク)は会社の将来について不安に思っていました。
かつて、それは世界を支配していたソフトドリンクでした。
しかし、ペプシがゆっくりとコークに追いついてきました。
1972年には、4%しかいないペプシ愛飲家に比べて、ソフトドリンクユーザーの18%もの人が、コークしか飲まないと答えました。
1980年代初頭までに、コークはペプシよりもはるかに広く入手可能であり、年間広告に少なくとも1億ドル多く費やしているにもかかわらず、コークは12%まで低下し、ペプ シは11%に上昇しました。
[第二段落]
ペプシは、全国でコークと直接対決するというペプシチャレンジと呼ばれるテレビコマーシャルを流し始めました。
大のコーク愛飲家は、QとマークされたグラスとMとマークされたグラスの2つのグラスからコーラをそれぞれ一口飲むように言われました。
彼らはどちらを好みましたか?
ほとんどの場合、彼らはMと言い、Mがペプシと言うことを明かされます。
コークが個人的にペプシとの一対一の目隠し味覚テストを行ったとき、彼らは同じことを発見しました、コークとペプシのどちらかを選ぶよう言われたとき、大多数の57%の人がペプシを好んだのです。
このニュースは、コカ・コーラの経営陣を大きく落胆させました。
[第三段落]
コークの科学者たちは(研究室に)戻って、よりペプシに似た、少し軽くて甘いコークにするために秘密のレシピを変更しました。
コークの市場調査の人々はすぐにコークの改良に気がつきました。
彼らは北米全土で数十万人の消費者にテストをし、ペプシとの一対一の目隠し味覚テストで、新しいコークはペプシを6〜8ポイント上回りました。
コカ・コーラの幹部は大喜びしました。
新しいコークにゴーサインが与えられました。
[第四段落]
しかし、それは災難でした。
コークを飲む人は、新しいコークに対する怒りで立ち上がりました。
国中で抗議がありました。
コークは危機に瀕しており、わずか数か月後、同社は昔のコークのときの元の製法を復活させることを余儀なくされました。
期待された新しいコークの成功は起こりませんでした。
しかし、さらに大きな驚きがありました。
過去20年間、コークはペプシと競っており、味覚テストではペプシに劣っていると言われているのに関わらず、コークは世界一のソフトドリンクであるのです。
新しいコークの物語は、言い換えれば、人々が実際に何を考えているかを知ることがいかに複雑であるかを示す非常に良い例といえます。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#39 Cutting Edge Blue (カッティングエッジ ブルー) 和訳 Chapter5「貴重な教訓」
[第一段落]
去年の夏、私たちは、浜辺に砂の城を建てる少年を見ました。
彼は40階建ての建物に取り組んでいる建設エンジニアのような真剣さで仕事に取り組んでいました。
彼は、30分後に、大きな砂の山を作るほど一生懸命に砂を集め、そして彼はそれからがんばって砂をたたき、低い建物を形作りました。
ようやく仕事に満足したとき、彼は父親のところへ行きました。
「ねえ、パパ。僕が作ったものを見て。」
[第二段落]
少年の父親はその山を注意深く調査しました。
彼はまるで芸術作品を調べているかのようにその周りを歩き回りました。
「チャーリー、あなたは素晴らしい城を作りました。ビーチの中で1番だと私は思います。」
[第三段落]
少年の笑顔は、一週間の雨の後に現れる太陽のように明るかったです。
彼の父の賞賛は、彼を世界で最も幸せな少年にしました。
このシーンを見ていると、褒め言葉の力を思い出しました。
そして悲しいことに、私たち大人のほとんどが褒め言葉を受け取ることはほとんどありません。
[第四段落]
私達は、友達のマーティが言っていた話について考えました。
マーティは経営コンサルタントです。
彼はビジネスを始めたばかりのインターネット会社に雇われました。
人々は忙しすぎて、彼らの機嫌は沸点(我慢の限界)に達していました。
彼らの間でたくさんの揉め事がありました。
賢く、若い女性であり、技術スタッフの主要メンバーであるトニは、週7日、1日14時間働いていました。
彼女はマーティに、仕事のお願いがたくさんやってくるので、1つ選んだほうがいい(転職したほうがいい)という気になると言いました。
マーティは彼女をわきに連れて行き、彼女を会社にい続けさせるために何かできることはないかと尋ねました。
[第五段落]
「あなたは素晴らしい仕事をしていると思いますが、あなたのストレスのレベルがエベレスト山に近づいていることにも気づきました。私にできることは何がありますか?」
答えを言う前に、トニはワッと泣き出しました。 彼女が気を取り直したとき、マーティは、長い時間のストレスとプレッシャーに加えて、彼女は仕事の中で、称賛はもちろんのこと、賛成の一言も受けていなかったことを知りました。
マーティはすぐにトニの上司のところに行き、この状況を彼に話しました。
[第六段落]
「そして、それと同時に、残りのスタッフに対するいくつかの賞賛の言葉だけが助けになりえます。」と彼は結論付けました。
[第七段落]
上司はマーティの提案をすぐに実行しました。
事務所で1人でトニと1時間話をした後、彼はすべての従業員を会議室に呼びました。
テーブルの上にはお菓子とコーヒーが置かれていました。
それから彼は従業員それぞれに、彼らが成し遂げたことにどれほど感謝しているかを話し始めました。
それ以来、彼は、仕事がうまくいったときに、従業員を忘れずに称賛するようになりました。
[第八段落]
「それから会社が変わりました。」とマーティは私たちに語りました。
「上司は忘れられない教訓を学びました。ちなみに、トニは副社長になり、今も会社にいます。彼女は別の申し出を受けなかった(転職しなかった)ことを本当に嬉しく思っています。」
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
中高生向け 英検攻略法 ~中学3年生で準1級をとった方法~
おはようございます。
今回は、英検(実用英語技能検定)の攻略法を、実際中学3年時に準1級を取得した僕が書いていこうと思います。
自慢げに中3で準1級をとったと言っていますが、僕が実際行った方法は邪道という人もいるかもしれないので、参考にするかはご自身でお考えください。
<目次>
- 1、実際どのくらいのスコアだったのか?
- 2、準1級までの道のりとは?
- 3、何をどうやって勉強したのか
- 4、僕が実際に使っていた教材
- 5、中高生が英検準1級を取ったらどうなるのか?
- 6、英検受験における注意点
- 7、最後に
1、実際どのくらいのスコアだったのか?
ではまず実際どんな感じの結果だったのかということで、下の写真です。
一次の結果
二次の結果
両方ギリギリじゃねえか、と思われた方、その通りです(笑)
二次は合格スコア+33、一次に至っては合格スコア+1 なんですから…。まあ合格は合格ということで。
スコアの特徴としては、リーディングとリスニングがあんまりよくない感じですね。この二つは試験を受けたあとほとんど手ごたえを感じませんでした。
ライティングは、正直言ってもう少し取れていると思っていました。
とにかくライティングとその他に差がだいぶある状態ですね。
ちなみに各技能の正答率はこちらです。
笑っちゃうくらい差がついていますね。
2、準1級までの道のりとは?
僕は、中学に入学した4月からから英語の勉強を始めました。最初はアルファベットとフォニックスを覚えるところから始まりました。
よく昔から英語が身近にあったんだろうとか言われますが、そんなことは全くないと思います。小学校で英会話の授業がありましたが、全然英語がわからないので友達と日本語でしゃべっていた記憶しかないです。
しかも、小学校の英会話の授業を思い出そうとプリントを探していたら、アップルを「applu」って書いて直されてました(笑)
まあそんなことはどうでもいいんですが、とにかく中学生になってから英語の勉強をし始めました。
英語がとにかく分からなかった僕ですが、幸運にも、さほど英語のアレルギーもなく、中高での英語の勉強は非常に大事といろんなところで聞いていたので、学校の勉強はしっかりしていました。
はじめて英検を受けたのは中1の時で、4級に合格しました。
このときのことはほとんど覚えていませんが、学校の勉強しかしていなかった気がします。
次の3級の合格は中1と中2の境目くらいだったと思います。
このときもがっつり英検の勉強はしていなかったと思います。しかし、学校での英語の勉強はかなり力を入れてました。
面接(二次)は初めてということもあり、ちゃんと練習しました。
このあたりから英検の級を意識しだして、学校の英語+英検の勉強という形になっていきました。
準2級は、結果を見返したら中2の始めに取っていましたが…すいません、全然覚えていません。
たぶん、3級をとった勢いで準2級も受けたら合格してしまったのでしょう。
でも、次の2級はしっかり覚えています。なぜなら、初めて不合格を頂いたからです。
1回目に2級を受けたときは、準2級と比べて全然難しいと感じました。スコアも伸びずに、不合格でした。
そこから半年くらい勉強して、中2の冬に合格を頂きました。ここでどのような勉強をしたのかは後述したいと思います。
2級に合格した後、準1級にチャレンジするか迷いましたが、せっかくなので受けることにしました。
しかし、準1級はもちろんさらに難しく、中3の夏に1回不合格になって、結局合格したのは、2級から1年後の中3の冬でした。しかも超ギリギリで。
ハッキリ言ってミラクルです。
これが準1級合格までの道のりです。長かったですかね(笑)
3、何をどうやって勉強したのか
まず一次試験について。勉強したことは学校の勉強に加えて主に4つです。
それは、
単語・文章(リーディング)・リスニング・ライティング です。
普通過ぎる!!そうです。2級まではこの4つを塾で勉強をしていました。
単語を覚えて、ひたすら過去問を解くみたいな感じです。
僕は、英語が嫌いではないといったものの自分で勉強できるタイプではとてもないので塾に通っていましたが、過去問くらい自分でできるという方は、塾には行かなくていいと思います。
ただし、準1級の勉強は少し違いました。
上の4つから単語の比重を軽くしました。その代わりに、ライティングの対策をしっかりしました。というか準1級の単語はほとんど終わっていませんでした。
なぜこんなことをしたのかというと、僕は、昔から文章が苦手でリスニング・ライティングが得意だったので、苦手を克服より得意を伸ばしたほうがスコアが伸びると思ったからです。
この考えは非常に大切だと僕は思います。
目標が英検に合格することならある程度苦手なものは切ってもいいので、スコアを伸ばすほうが重要だと思います。
続いて二次試験について。
よく二次試験は簡単とか合格率9割とかいうのを聞きますが、なにも勉強せずに試験に臨んだらだいたい落ちると思います。
僕は幸いにも二次試験では落ちたことはありませんが、2級や準1級はもちろん、たまに3級でも二次試験で落ちてしまったという声を聞きます。まあ対策して損はないと思うので、しっかり準備はしたほうがいいと思います。
具体的には、過去問に載っている二次試験の過去問をベースに受け答えを練習します。これは、誰かに面接官の役をやってもらうか、自分で声を録音してそれに答えるといったことをするべきだと思います。というのも、意外と英語を聞いた後に英語で質問に答えるって難しいです。
しかも、級によって問題形式が全然違うのがやっかいです。当然求められる解答も変わってきます。特に環境問題などの最近のニュースは日本語でいいので見ておくといいと思います。
4、僕が実際に使っていた教材
僕が英検の勉強で使っていた教材は、2種類です。
まず1つ目は、旺文社の「でる順 パス単」です。
英検の単語帳といえばこれ!という感じの単語帳です。
一番最初から試験に出やすい順番に、しかも品詞ごとに単語が分けられているので、やるべき単語がとても分かりやすく、英検の勉強に最適だと思います。
僕は、準2級~準1級の「でる順 パス単」を使っていました。
詳しくはこちらから↓
そして2つ目は、旺文社の「過去6回全問題集」と教学社の「英検過去問集」です。
これらは英検の過去問題集となります。
やはり英検を受けるにあたって、過去問を解くのは必要不可欠です。
僕は、通っていた塾で「過去6回全問題集」を購入したのですが、もっとたくさん過去問を解きたいと思い、「英検過去問集」を追加で購入しました。
この「英検過去問題集」は、全部で9回分の過去問が収載されています。
「過去6回全問題集」には面接時のカードがカラーであるなどの特徴がありますが、個人的には、「英検過去問集」をおすすめします。
「英検過去問集」には9回分の過去問がありますし、合格体験記などの情報も載っているからです。
詳しくは下のサイトをご覧ください。
「英検過去問集」準2級~準1級です。
「過去6回全問題集」準2級~準1級です。
5、中高生が英検準1級を取ったらどうなるのか?
ハッキリ言って英検を取り進めて悪いところはほとんどありません。メリットしかないと思います。
英検を取り進めるメリットをいくつか体験も踏まえながら紹介したいと思います。
①英語が得意になる
もちろんです(笑) 中学生や高校生で準1級までとっている人は珍しい存在です。なので友達や先生から一目置かれるようになります。
また、自分の英語力に自信がついて、学校のテストでも高得点が取れるようになると、ますます英語を勉強するようになると思います。それでどんどん英語が得意になっていくのではないでしょうか。
僕も今、得意教科は?と聞かれたら英語と言うと思います。
準1級までとはいかなくても、英検の勉強を学校と別にしていることでぐんぐん英語力が伸びていくと思います。
②定期試験や高校・大学受験に有利
これは学校にもよると思いますが、受ける学校や、先生によっては大幅に加点してくれる可能性があります。
これは何を意味しているかというと、他の教科に勉強時間を充てられるようになるということです。
試験を受ける前から他の受験生と差がつけられるのはとても有利です。
③スピーキング能力も上げられる
二次試験の勉強ってなんだかんだ役に立つと思います。なぜなら現実的な問題について聞かれてそれに答えたり、自分で絵を見て物語を作ったりするからです。
英検の勉強をきっかけに社会について関心を持った人も多いと思います。
僕も二次試験の対策のためにニュースを見るようになりました。
6、英検受験における注意点
①英検がすべてはありません
ここまで色々英検について語ってきましたが、結局英検がすべてではないんですよね。だからたとえ不合格だったとしても、自分のことを恨むといったことはせずに、運が悪かった、また次受けようという感じで軽く考えた方が心に余裕ができていいと思います。
それで次の試験にむけて勉強し始めればいいと思います。
②人と比べないでください
①と少しかぶりますが、英検がすべてではないので、この人のほうが高い級に受かっているから自分はダメだというふうには考えないでください。
逆に言うと、高い級をとっても人を見下したりしないでください。
どうしても調子に乗ってしまうのはすごいわかります。でも、くれぐれも人を馬鹿にしたりしないように…。友達減っちゃいますよ(笑)
③やったもん勝ち
「さっき人と比べんなとか言っていたのに、勝ち負けつけんのかよ」と思われた方、僕もこれを書いている時に同じことを思いました。
でもやっぱり単語や過去問は量をたくさんやったらやっただけ力になると思います。これでもか、というくらい勉強してみてください。(←人のこと言えませんけど…。)
④英語だけじゃなくていいです
僕は、幸いにも英語が好きなほうだったので英検の勉強を続けられました。しかし、もし英検の勉強が苦痛だと感じるなら少し距離を置いて、学校の勉強だけにしても僕は全然いいと思います。
やっぱり無理して勉強しても身にならないと思います。
しかも案外学校の勉強だけで受かったりもしますしね。
7、最後に
ここまでご覧いただきありがとうございました。
まだまだ未熟な高校生の僕が「英検攻略法」と偉そうに書いてしまいました。
少しでも参考になったら嬉しいです。
#37 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter 18「幸福感」
[第一段落]
私たちの生活の中心にはある逆説があります。
ほとんどの人はより多くの収入を求め、そのために一生懸命働きます。
しかし、西洋社会が豊かになるにつれて、人々が幸せになったとは言えません。
これはくだらない迷信ではありません。
これは多くの科学的研究によって証明されている事実です。
私がこれから示すように、人々の幸福度を測定するには良い方法があり、そして全ての証拠が、今日の平均的な人々は、50年前の人々よりも幸せではないと示しています。
しかし、同時に、平均所得は倍増しています。
この逆説はアメリカやイギリス、日本でも同様に当てはまります。
[第二段落]
しかし、私たちの生活は常に快適ではないでしょうか。
確かに、私たちにはより多くの食料、より多くの衣服、より多くの車、より多くの休日、そして何よりもより良い健康があります。
しかし、私たちはそれほど幸せではありません。
私たちの生活を向上させた政府や先生、医者のあらゆる努力にもかかわらず、人間の幸福は増えていません。
時価が同じである2つの架空の世界のどちらに住むかを選択するように聞かれたと仮定してください。
1つ目の世界では、平均収入が25,000ドルであるのに対し、年間50,000ドルを受け取ります。
2つ目の世界では、平均収入が250,000ドルであるのに対し、年間100,000ドルを受け取ります。
あなたはどちらの世界を選びますか?
この質問は、ハーバード大学の学生の集団に出され、大多数が最初のタイプの世界を好みました。
相対的に見た位置が改善されれば、彼らはより貧しくなっても幸せでした。
人々は相対的な収入を非常に気にしており、他の人々と比べて自分の地位を向上させることができるなら、収入の大幅な下落を受け入れる気があるのでしょう。
[第三段落]
人々はまた、自分の収入を、自分自身が以前稼いでいた額と比較します。
人々は、どのくらいの収入が必要なのか尋ねられると、裕福な人は、貧しい人に比べて多くの収入が必要だと常に答えます。
したがって、あなたが収入に満足しているかどうかは、いくつかの基準とどう比べるかによります。
そして、その基準は2つのことにかかっています、それは、他の人が何を得るか、そしてあなた自身が何を普段得ているのかです。
最初の場合、あなたの感情は社会での比較によって決定され、2つ目の場合、物事に慣れる能力によって決定されます。
[第四段落]
この2つの力は人間性が非常に強いため、経済成長によって幸福度を向上させることは非常に困難です。
これは、実際の収入が上がるほど収入の判断による基準が段階的に高くなるという理由からです。
これは、アメリカのギャラップ調査が長年にわたって収集したデータからもわかります。
人々は、「この地域社会で4人家族が適度に仲良く暮らすために必要な最小の金額はいくらですか?」と尋ねられました。
そのグラフは、快適に暮らすために人々はいくら必要だと考えたのか、つまり「必要な収入」と、彼らは実際いくら稼いでいるのか、つまり「実際の収入」を示しています。
このグラフによると、人々の実際の収入が増えると、必要だと言う金額も増えます。
したがって、人々は裕福になったとしても、決して満足しません。
彼らは、「必要以上に稼いでいるので、幸せだ」とは決して言いません。
彼らは、さらに幸せになるためにはもっとお金が必要だと単純に感じているだけなのです。
これが、生活水準が向上しても人々が幸せにならない理由を示しています。
[第五段落]
これらの事実は、どんなにお金を得たとしても、私たちがこれ以上幸せになれないことを意味しているので、本当に悲しいです。
しかし同時に、それらは私たちに有益な教訓を教えてくれます:
経済的な成功は、あなたの幸せにとって必ずしも必要というわけではありません、また、あなたを満足させる人生の別の側面を見つけることは、幸せになるためのより簡単な方法であります。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
これでカッティングエッジ・グリーンの和訳は最後になります。
ご覧いただきありがとうございました。
カッティングエッジ・ブルーの和訳も少しずつ上げようと思います。
次はこちらです。
#36 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter 17「睡眠の常識」
[第一段落]
私たちは、夜中に、眠らずに横になっているのは問題なのではないかとよく心配になります。
科学と歴史の両方から裏付けられた証拠は、長く途切れない睡眠は自然ではない可能性があることを示唆しています。
[第二段落]
1990 年代初頭に、研究者のトーマス・ヴェーアが、あるグループの人々を1か月間、毎日14時間、暗闇の中で寝させるという実験を行いました。
睡眠時間が規則正しくなるまでにはしばらく時間がかかりましたが、4週目までには、被験者は非常に明確な睡眠パターンに落ち着きました。
彼らは、最初に4時間寝た後、1時間か2時間起きて、再び4時間の睡眠に入りました。
[第三段落]
睡眠科学者はこの研究結果に注目しましたが、8時間連続で眠らなければならないという考えは、一般の人々の間ではいまだに根強いです。
さらに最近では、2001年に、バージニア工科大学の歴史家ロジャー・エキルヒが、16年間の研究から得られた影響力のある論文を発表し、人間が2つの異なる時間に眠っていたという多くの歴史的証拠を明らかにしました。
4年後に出版された彼の著書、 「At Day's Close: Night in Times Past 」には、古代ギリシャから現代のアフリカまで、日記、法廷記録、医学書、文学における、500以上の分けられた時間の睡眠のパターンの言及が示されています。
[第四段落]
ヴェーアの被験者の経験と同様に、これらの参考文献は、日没の約2時間後に始まる最初の睡眠と、それに続く1時間か2時間の覚醒期間、そして2回目の睡眠について記述しています。
「この睡眠パターンへの言及がどれくらいの数あるかだけではなく、それが常識であるかのように、彼らにそれを参照させる方法も重要なことです。」と エキルヒは言います。
[第五段落]
この起きている時間(覚醒)中、人々はあらゆることをしました。
彼らはたまに起きあがり、トイレに行ったり、タバコを吸ったり、近所の人を訪ねたりする人さえもいました。
人々は読み、書き、しばしば祈りさえしました。
15世紀後半の数え切れない程の祈りの手引きでは、眠りの合間に特別な祈りをすることが推奨されています。
エキルヒは、1回目と2回目の睡眠についての言及が17世紀後半に消え始めたことを発見しました。 これは、北ヨーロッパの都市の上流階級の間で始まり、その後200年の間に、徐々に他の西洋社会に広まっていきました。
1920年代までに、1回目と2回目の睡眠の概念は完全に消えていました。
[第六段落]
エキルヒは、最初の変化の理由として、街路照明や家庭の照明の向上、および夜通しで営業することもある喫茶店の増加を挙げています。
夜の活動時間が多くなるになるにつれて、人々が休むことができる時間は減少ました。
街灯の導入により、夜間の人の交わりはすべての社会階級の間でだんだん一般的になりました。
1667年、パリは世界で初めて、ガラスのランプに蝋燭を使って街路を明るく照らした都市となりました。
2年後には、より効率的な石油駆動のランプが開発されたアムステルダムがパリに続きました。
ロンドンは1684年まで街路灯を設置しませんでしたが、16世紀の終わりまでに、ヨーロッパの50以上の主要な町や都市が夜間に点灯されました。
夜の活動が主流となったため、人々の就寝時間が遅くなったり、 片方の時間しか眠らないことが多くなりました。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#35 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter 16「文明の隆盛」
[第一段落]
古代から、歴史家は、文明の栄衰が人口の変化と密接に関係していることに気付いていました。
これらの人口の移り変わりは、世の中の運命に重大な影響を及ぼしてきました。
人口の減少は、軍事的、経済的、文化的に、人口が増加したときに比べて劣ることがよくあります。
人口の増加は、特に人口が地理的に急増した場合に、多くの歴史的な出来事の原因となっています。
人口増加によってもたらされた歴史的な変化に、政治革命と国家の領土拡張が挙げられます。
[第二段落]
17世紀からの英国の人口増加率の結果は、多くの点で、英国による新たな領土の拡大と産業革命に影響を及ぼしました。
英国の人口増加は、18世紀と19世紀に失業危機に直面したという広く信じられてきた結果に繋がりました。
この危機を解決するために、政府は人々に、植民地だったアメリカとオーストラリアに海外移住するように勧めました。
また、雇用を創り出す方法として、新しい構想に投資するという会社を奨励しました。
いくつかの新しいアイデアは、最終的に産業革命の技術においての大躍進につながりました。
[第三段落]
18世紀のフランスの人口増加は、フランス革命で役割を果たしました。
フランスの人口は、1740年の2460万人から1790年には2810万人にまで増加しました。
これにより、食料の供給が不足している時期に食料の需要が高まり、フランス全体で食料価格が上昇しました。
都市化と貨幣流通の増加により、価格上昇はさらに広がってしまいました。
その結果、フランスの平均賃金労働者の購買力が低下し、景気が後退しました。
不況は、ますます大きくなり、強力になっていたフランスの職人と商人の階級に打撃を与えました。
社会の不安を引き起こしたこの状況は、結果として公共の支出を支えるのに十分な歳入を提供できなかった不公平な税制によってさらに悪化しました。
これが1787年の財政破綻と、最終的に1789年の革命につながりました。
[第四段落]
1870年代から1945年までの日本の領土の拡大は、部分的に、日本の人口増加したことによって引き起こされました。
19世紀半ば、日本の人口は急速に増加しました。
これは、日本人が意図的に出生率を下げて成長を遅らせていた150年間の後のことです。
この成長により、生活水準の低下と、さらなる土地の必要性が懸念されました。
日本の政府はこれらを利用して、国土の拡張政策の支持を集めました。
この政策には、群島の北部の島々への定住と、沖縄、台湾、韓国に対する支配が含まれていました。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#34 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter 15「教育と報酬」
[第一段落]
私が中学生のとき、同級生の1人がテレビ中毒でしたが、それは普通のことでした。
この少年(私たちはイーサンと呼んでいた)は、1日中テレビを見ていて、テレビの喜劇についてほとんどすべてのことを知っていました。
[第二段落]
そんなある日、イーサンの母親から大胆な申し出がありました。
もし彼がテレビをまったく見ずに1ヶ月間過ごすことができたら、彼に200ドルを与えるというのです。
私たちは誰も、彼にそれができるとは思っていませんでした。
しかし、イーサンはいとも簡単にテレビをやめました。
彼の友人たちは、金曜日の夜に、イーサンの家でイーサンにずるをさせようと提案しました。
イーサンはノーと言いました。
1か月後、イーサンの母親はイーサンに200ドルを払いました。
彼は外に出て、見つけた中で一番大きなテレビを買いました。
[第三段落]
子供が生まれて以来、子供を親に従わせようとする大人がいます。
聖書は、子供たちに繰り返し、両親の言うことを聞くように命じており、言うことを聞かない子供たちは石を投げて殺すか、少なくとも残酷な鳥に目を奪われるように、との提案をしています。
何世紀にもわたって、多くの機会で、(体罰の)棒は支持を失い、ニンジン(ご褒美)もまた支持を失いました。
今日、大人は、子供たちがきちんとした文章で話すことができるようになる前に、トイレをきちんと使うためのキャンディーや、教会でじっと座っているためのクッキーなど、安い贈り物を子供たちに与え始めています。
[第四段落]
ここ数年、米国の何百もの学校がこれらの取引をより実用的なものにしており、授業に出席したり、良い成績を取ったり、喧嘩をせずに別の日に行ったりするために、実際のお金を子供たちに支払うといったことを実験しています。
[第五段落]
私はこの傾向を賞賛しない子供に会ったことがありません。
しかし、これは大人をひどく不快にさせます。
教師たちは、子どもたちが自分の意志で、やるべきことをやっていることに対して、私たちは報酬を与えてしまっていると不平を言っています。
心理学者は、お金を使ってしまうと子供は学ぶという行為に対する敬意を失うため、実際に子供の成績を悪化させる可能性があると警告しています。
親たちは、刺激的なものがなくなった後、子供は怠け者になってしまうと予想しています。
この議論は大きな争いとなり、何十年にもわたる改革と予算の増加にもかかわらず、なぜ子供たちが本来あるべき速度で学習していないのかという大きな論争を引き起こしました。
[第六段落]
しかし、これまでずっと、特にアメリカで成績の悪い学校で、本当の疑問は1つだけでした、それははたして機能するのでしょうか?
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。
#33 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter 14「豪華客船の沈没」
[第一段落]
タイタニック号が氷山に衝突して沈没したことは、多くの人が知っています。
しかし、物理学の専門家であるドナルド・オルソンと科学者チームは、その災害において月の法則が影響を及ぼしたかもしれないということについて調査しました。
タイタニック号が1912年4月15日の早朝に沈没し、多くの人命が失われて以来、学者たちは、なぜエドワード・スミス船長が近くの氷山に警戒しなかったのか当惑しています。
ホワイト・スター・ラインで最も経験豊富な船長であるスミスは、北大西洋の海上交通路を何度も航行していました。
彼は知識が豊富で慎重な船員だったので、タイタニックの最初の航海に割り当てられました。
[第二段落]
なぜあの夜、これほど多くの氷山が南下して航路に浮かんでいたのでしょうか?
オルソンと彼のチームは、1912 年1月に、地球に異常に接近した月が、非常に高い潮を引き起こした可能性があるという1つの理論を調査しました。
高潮の結果、通常よりもはるかに多くの氷山がグリーンランドから分離し、ずっと大きいまま、南の航路に浮かびました。
[第三段落]
オルソンは、1912年1月4日に、月と太陽が引力が互いに増大するように並んだ「一生涯に一度」の出来事が発生したと述べています。
同時に、1月は、過去1400年で月が地球に最も接近した月でした。
満月から6分以内に地球からの最接近点が発生しました。
その上、1年で地球が太陽に最も接近したのはちょうどその日の前日でした。
「この一連の出来事により、月の潮汐力が最大限に高められた」とオルソン氏は語りました。
オルソンの研究は、タイタニック号が衝突した氷山が、4月中旬までに航路に到達するためには、1912年の1月にグリーンランドから分離しなければいけないと断定しました。
出来事の奇妙な組み合わせによって、高潮が引き起こされたことは、氷山を分離し、4月までに航路に到達するために氷山を浮かせたままにするのに十分であった、と彼は言いました。
[第四段落]
タイタニックチームの調査は、船の進路に氷があるという報告に何気なく反応したという口実を示すことで、スミス船長の選択を正当化するかもしれません。
オルソン氏は、自分(船長)が直面している氷山が実際と同じくらい多かったり巨大だったなどと信じる理由はなかった、と語りました。
「これらの、変化し続けるものが全て同じように並んでいる可能性は、想像するのが困難でした」と彼は結論付けました。
何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。
次のチャプターの和訳です。