中高生向け 英検攻略法 ~中学3年生で準1級をとった方法~
おはようございます。
今回は、英検(実用英語技能検定)の攻略法を、実際中学3年時に準1級を取得した僕が書いていこうと思います。
自慢げに中3で準1級をとったと言っていますが、僕が実際行った方法は邪道という人もいるかもしれないので、参考にするかはご自身でお考えください。
<目次>
- 1、実際どのくらいのスコアだったのか?
- 2、準1級までの道のりとは?
- 3、何をどうやって勉強したのか
- 4、僕が実際に使っていた教材
- 5、中高生が英検準1級を取ったらどうなるのか?
- 6、英検受験における注意点
- 7、最後に
1、実際どのくらいのスコアだったのか?
ではまず実際どんな感じの結果だったのかということで、下の写真です。
一次の結果
二次の結果
両方ギリギリじゃねえか、と思われた方、その通りです(笑)
二次は合格スコア+33、一次に至っては合格スコア+1 なんですから…。まあ合格は合格ということで。
スコアの特徴としては、リーディングとリスニングがあんまりよくない感じですね。この二つは試験を受けたあとほとんど手ごたえを感じませんでした。
ライティングは、正直言ってもう少し取れていると思っていました。
とにかくライティングとその他に差がだいぶある状態ですね。
ちなみに各技能の正答率はこちらです。
笑っちゃうくらい差がついていますね。
2、準1級までの道のりとは?
僕は、中学に入学した4月からから英語の勉強を始めました。最初はアルファベットとフォニックスを覚えるところから始まりました。
よく昔から英語が身近にあったんだろうとか言われますが、そんなことは全くないと思います。小学校で英会話の授業がありましたが、全然英語がわからないので友達と日本語でしゃべっていた記憶しかないです。
しかも、小学校の英会話の授業を思い出そうとプリントを探していたら、アップルを「applu」って書いて直されてました(笑)
まあそんなことはどうでもいいんですが、とにかく中学生になってから英語の勉強をし始めました。
英語がとにかく分からなかった僕ですが、幸運にも、さほど英語のアレルギーもなく、中高での英語の勉強は非常に大事といろんなところで聞いていたので、学校の勉強はしっかりしていました。
はじめて英検を受けたのは中1の時で、4級に合格しました。
このときのことはほとんど覚えていませんが、学校の勉強しかしていなかった気がします。
次の3級の合格は中1と中2の境目くらいだったと思います。
このときもがっつり英検の勉強はしていなかったと思います。しかし、学校での英語の勉強はかなり力を入れてました。
面接(二次)は初めてということもあり、ちゃんと練習しました。
このあたりから英検の級を意識しだして、学校の英語+英検の勉強という形になっていきました。
準2級は、結果を見返したら中2の始めに取っていましたが…すいません、全然覚えていません。
たぶん、3級をとった勢いで準2級も受けたら合格してしまったのでしょう。
でも、次の2級はしっかり覚えています。なぜなら、初めて不合格を頂いたからです。
1回目に2級を受けたときは、準2級と比べて全然難しいと感じました。スコアも伸びずに、不合格でした。
そこから半年くらい勉強して、中2の冬に合格を頂きました。ここでどのような勉強をしたのかは後述したいと思います。
2級に合格した後、準1級にチャレンジするか迷いましたが、せっかくなので受けることにしました。
しかし、準1級はもちろんさらに難しく、中3の夏に1回不合格になって、結局合格したのは、2級から1年後の中3の冬でした。しかも超ギリギリで。
ハッキリ言ってミラクルです。
これが準1級合格までの道のりです。長かったですかね(笑)
3、何をどうやって勉強したのか
まず一次試験について。勉強したことは学校の勉強に加えて主に4つです。
それは、
単語・文章(リーディング)・リスニング・ライティング です。
普通過ぎる!!そうです。2級まではこの4つを塾で勉強をしていました。
単語を覚えて、ひたすら過去問を解くみたいな感じです。
僕は、英語が嫌いではないといったものの自分で勉強できるタイプではとてもないので塾に通っていましたが、過去問くらい自分でできるという方は、塾には行かなくていいと思います。
ただし、準1級の勉強は少し違いました。
上の4つから単語の比重を軽くしました。その代わりに、ライティングの対策をしっかりしました。というか準1級の単語はほとんど終わっていませんでした。
なぜこんなことをしたのかというと、僕は、昔から文章が苦手でリスニング・ライティングが得意だったので、苦手を克服より得意を伸ばしたほうがスコアが伸びると思ったからです。
この考えは非常に大切だと僕は思います。
目標が英検に合格することならある程度苦手なものは切ってもいいので、スコアを伸ばすほうが重要だと思います。
続いて二次試験について。
よく二次試験は簡単とか合格率9割とかいうのを聞きますが、なにも勉強せずに試験に臨んだらだいたい落ちると思います。
僕は幸いにも二次試験では落ちたことはありませんが、2級や準1級はもちろん、たまに3級でも二次試験で落ちてしまったという声を聞きます。まあ対策して損はないと思うので、しっかり準備はしたほうがいいと思います。
具体的には、過去問に載っている二次試験の過去問をベースに受け答えを練習します。これは、誰かに面接官の役をやってもらうか、自分で声を録音してそれに答えるといったことをするべきだと思います。というのも、意外と英語を聞いた後に英語で質問に答えるって難しいです。
しかも、級によって問題形式が全然違うのがやっかいです。当然求められる解答も変わってきます。特に環境問題などの最近のニュースは日本語でいいので見ておくといいと思います。
4、僕が実際に使っていた教材
僕が英検の勉強で使っていた教材は、2種類です。
まず1つ目は、旺文社の「でる順 パス単」です。
英検の単語帳といえばこれ!という感じの単語帳です。
一番最初から試験に出やすい順番に、しかも品詞ごとに単語が分けられているので、やるべき単語がとても分かりやすく、英検の勉強に最適だと思います。
僕は、準2級~準1級の「でる順 パス単」を使っていました。
詳しくはこちらから↓
そして2つ目は、旺文社の「過去6回全問題集」と教学社の「英検過去問集」です。
これらは英検の過去問題集となります。
やはり英検を受けるにあたって、過去問を解くのは必要不可欠です。
僕は、通っていた塾で「過去6回全問題集」を購入したのですが、もっとたくさん過去問を解きたいと思い、「英検過去問集」を追加で購入しました。
この「英検過去問題集」は、全部で9回分の過去問が収載されています。
「過去6回全問題集」には面接時のカードがカラーであるなどの特徴がありますが、個人的には、「英検過去問集」をおすすめします。
「英検過去問集」には9回分の過去問がありますし、合格体験記などの情報も載っているからです。
詳しくは下のサイトをご覧ください。
「英検過去問集」準2級~準1級です。
「過去6回全問題集」準2級~準1級です。
5、中高生が英検準1級を取ったらどうなるのか?
ハッキリ言って英検を取り進めて悪いところはほとんどありません。メリットしかないと思います。
英検を取り進めるメリットをいくつか体験も踏まえながら紹介したいと思います。
①英語が得意になる
もちろんです(笑) 中学生や高校生で準1級までとっている人は珍しい存在です。なので友達や先生から一目置かれるようになります。
また、自分の英語力に自信がついて、学校のテストでも高得点が取れるようになると、ますます英語を勉強するようになると思います。それでどんどん英語が得意になっていくのではないでしょうか。
僕も今、得意教科は?と聞かれたら英語と言うと思います。
準1級までとはいかなくても、英検の勉強を学校と別にしていることでぐんぐん英語力が伸びていくと思います。
②定期試験や高校・大学受験に有利
これは学校にもよると思いますが、受ける学校や、先生によっては大幅に加点してくれる可能性があります。
これは何を意味しているかというと、他の教科に勉強時間を充てられるようになるということです。
試験を受ける前から他の受験生と差がつけられるのはとても有利です。
③スピーキング能力も上げられる
二次試験の勉強ってなんだかんだ役に立つと思います。なぜなら現実的な問題について聞かれてそれに答えたり、自分で絵を見て物語を作ったりするからです。
英検の勉強をきっかけに社会について関心を持った人も多いと思います。
僕も二次試験の対策のためにニュースを見るようになりました。
6、英検受験における注意点
①英検がすべてはありません
ここまで色々英検について語ってきましたが、結局英検がすべてではないんですよね。だからたとえ不合格だったとしても、自分のことを恨むといったことはせずに、運が悪かった、また次受けようという感じで軽く考えた方が心に余裕ができていいと思います。
それで次の試験にむけて勉強し始めればいいと思います。
②人と比べないでください
①と少しかぶりますが、英検がすべてではないので、この人のほうが高い級に受かっているから自分はダメだというふうには考えないでください。
逆に言うと、高い級をとっても人を見下したりしないでください。
どうしても調子に乗ってしまうのはすごいわかります。でも、くれぐれも人を馬鹿にしたりしないように…。友達減っちゃいますよ(笑)
③やったもん勝ち
「さっき人と比べんなとか言っていたのに、勝ち負けつけんのかよ」と思われた方、僕もこれを書いている時に同じことを思いました。
でもやっぱり単語や過去問は量をたくさんやったらやっただけ力になると思います。これでもか、というくらい勉強してみてください。(←人のこと言えませんけど…。)
④英語だけじゃなくていいです
僕は、幸いにも英語が好きなほうだったので英検の勉強を続けられました。しかし、もし英検の勉強が苦痛だと感じるなら少し距離を置いて、学校の勉強だけにしても僕は全然いいと思います。
やっぱり無理して勉強しても身にならないと思います。
しかも案外学校の勉強だけで受かったりもしますしね。
7、最後に
ここまでご覧いただきありがとうございました。
まだまだ未熟な高校生の僕が「英検攻略法」と偉そうに書いてしまいました。
少しでも参考になったら嬉しいです。