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弓道部・英検準1級所持

#33 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter 14「豪華客船の沈没」

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[第一段落]

 タイタニック号が氷山に衝突して沈没したことは、多くの人が知っています。

しかし、物理学の専門家であるドナルド・オルソンと科学者チームは、その災害において月の法則が影響を及ぼしたかもしれないということについて調査しました。

タイタニック号が1912年4月15日の早朝に沈没し、多くの人命が失われて以来、学者たちは、なぜエドワード・スミス船長が近くの氷山に警戒しなかったのか当惑しています。

ホワイト・スター・ラインで最も経験豊富な船長であるスミスは、北大西洋の海上交通路を何度も航行していました。

彼は知識が豊富で慎重な船員だったので、タイタニックの最初の航海に割り当てられました。

 

 

[第二段落]

 なぜあの夜、これほど多くの氷山が南下して航路に浮かんでいたのでしょうか?

オルソンと彼のチームは、1912 年1月に、地球に異常に接近した月が、非常に高い潮を引き起こした可能性があるという1つの理論を調査しました。

高潮の結果、通常よりもはるかに多くの氷山がグリーンランドから分離し、ずっと大きいまま、南の航路に浮かびました。

 

 
[第三段落]

 オルソンは、1912年1月4日に、月と太陽が引力が互いに増大するように並んだ「一生涯に一度」の出来事が発生したと述べています。

同時に、1月は、過去1400年で月が地球に最も接近した月でした。

満月から6分以内に地球からの最接近点が発生しました。

その上、1年で地球が太陽に最も接近したのはちょうどその日の前日でした。

「この一連の出来事により、月の潮汐力が最大限に高められた」とオルソン氏は語りました。

オルソンの研究は、タイタニック号が衝突した氷山が、4月中旬までに航路に到達するためには、1912年の1月にグリーンランドから分離しなければいけないと断定しました。

出来事の奇妙な組み合わせによって、高潮が引き起こされたことは、氷山を分離し、4月までに航路に到達するために氷山を浮かせたままにするのに十分であった、と彼は言いました。

 

 

[第四段落]

 タイタニックチームの調査は、船の進路に氷があるという報告に何気なく反応したという口実を示すことで、スミス船長の選択を正当化するかもしれません。

オルソン氏は、自分(船長)が直面している氷山が実際と同じくらい多かったり巨大だったなどと信じる理由はなかった、と語りました。

「これらの、変化し続けるものが全て同じように並んでいる可能性は、想像するのが困難でした」と彼は結論付けました。

 

 

 

 

 

 

何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。

次のチャプターの和訳です。

 

 

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