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弓道部・英検準1級所持

#27 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter8「自動投薬装置」

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[第一段落]
 アメリカの研究者は、薬物を体内に直接供給することができる最初のワイヤレス制御装置を開発しました。

皮膚の下に小さなチップが埋め込まれます。

チップには、決められた時間に放出される薬が含まれています。

開発者たちは、このデバイスが、長期的な病気の薬を服用している何百万人もの人々の生活を改善する可能性があると述べています。

 

[第二段落]
 M-Chipsという会社が約15年前にそのデバイスの開発を開始しました。

先月、その会社は人間において初めて成功したテストの結果を発表しました。

骨粗鬆症の7人の女性を対象としたテストはデンマークで行われました。

 

[第三段落]
 骨粗鬆症は骨を弱くし、患者の骨は折れやすくなってしまいます。

この病気は、高齢者、特に女性によく見られます。

多くの患者は、何年にもわたって毎日薬を飲まなければなりません。

ある種類の治療では、2年間にわたって繰り返し注射する必要があります。

 

[第四段落]
 社長は「注射の痛みやストレスから薬をやめてしまう患者さんが多く、結果として、24カ月の治療を全て終えたのは25%にとどまりました」と話します。

 

[第五段落]
 マイクロチップの長さは数センチです。

チップには小さな区分けがあり、それぞれの区分けに一回分の薬が入っています。

デバイスは、薬を放出する時間をプログラムする必要があります。

骨粗鬆症の場合、医師はデバイスを、毎日決められた量を所定の時間に放出させるようにプログラムします。

 

[第六段落]
 医師は、コンピューターか、あるいは携帯電話からでさえデバイスをプログラムし直すことができます。

研究に参加した7人の女性は65歳から70歳でした.

研究者たちは、この埋め込み式のチップは、毎日の注射と同じくらい効果的だったと言います。

投与量は、患者がしばしば自分自身で打つ量よりも正確でした。

 

[第七段落]
 その研究でのマイクロチップは、20回分の薬しか入れていませんでした。

研究チームは現在、1年分の薬を入れられる型を設計しています。

彼らは、設計を完了するのに2年を見込んでおり、その後2つの追加テストが必要になるかもしれないと見込んでいます。

デバイスが商業的に使えるようになるまでに合計4年かかるでしょう。

[第八段落]
 これらのマイクロチップはいつの日か、患者が薬を忘れずに飲まなければいけない、注射をしなければいけない、ということから自由にしてくれるでしょう。

この装置は、心臓病などの他の病気の治療にも役立つことが期待されています。

 

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何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。

次のチャプターの和訳です。

 

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