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弓道部・英検準1級所持

#29 Cutting Edge Green (カッティングエッジ グリーン) 和訳 Chapter10「7000マイル」

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[第一段階]
 ある日、12 歳のショーン・レッデンはインターネットにログオンしました。

彼は Glenshadows Tavern と呼ばれる人気のチャットルームに行きました。

チャットルームには誰もいませんでした。

彼がサインオフして何か他のことをしようとしたちょうどその時、スーザン・ヒックス

という見たことのない人物の名前が目に入りました。

彼女の短いメッセージは「誰か手伝ってくれませんか?」というものでした。

 

[第二段落]
 ショーンは「どうしたの?」とタイプバックしました。

しばらくして、彼は次のメッセージを受け取りました。

「息ができません。助けて。体の左側が麻痺して感覚がありません。椅子から立ち上がれません。」

 

[第三段落]

 ほんとに?とショーンは思いました。

麻痺したふりをするのは悪いジョークでした。

それから彼は、もし彼女が本当に病気だったらどうしようかと考えました。

その時は、助けなければなりません。

「ママ」と彼は呼んだ。

「ここに、病気か何かの子供がいるよ。」

 

[第四段落]
 シャロン・レッデンはコンピューターの画面を見た。

「ただのゲームじゃないよね?」 彼女は尋ねた。

 

[第五段落]
 メッセージは冗談ではありませんでした。

「スーザン・ヒックス」は、実は、20歳のタイジャ・ライティネンという名の、ヘルシンキ近郊の大学図書館―テキサスのショーンの家から約7000マイルも離れている―で夜遅くまで働く学生でした。

彼女は、インターネットで調べものをしているとき、全身にひどい痛みを感じ始めました。

彼女は何をすることができたのでしょうか?

図書館は静かで誰もいませんでした。

一番近い電話は外の廊下にありました。

彼女はそこまでさえ動けませんでした。

どんな動きも、痛みを悪化させたのです。

 

[第六段落]
 それから彼女は、インターネット上で助けを求められるかもしれないことに気づきました。

でも、どうやって?

タイジャは時々GlenshadowsTavernで彼女の英語を練習していました。

痛みがひどくなるにつれ、彼女はWeb名を使用してログオンし、ヘルプを求めるメッセージの入力し始めました。

 

[第七段落]
 「冗談じゃないと思うよ、ママ」ショーンは言った。

彼はスーザンの最後のメッセージ を見て、「どこにいるの?」と入力しました。

長い間止まったあと、「フィンランド」という文字が現れました。

ショーンとシャロンは信じられませんでした。

他に何をすべきか分からなかったので、シャロンは地元の警察に通報しました。

 

[第八段落]
 シャロンはこの状況を警官のエイミー・シュミットに説明しました。

シュミットはシャロンに、病気の少女の電話番号を調べるように言いました。

 

[第九段落]
 ショーンは、少女の電話番号と場所を何度も尋ねた。

ついに、彼女の番号と住所が書かれたメッセージが戻ってきました。

テキサス警察は国際電話のオペレーターに電話し、フィンランドの適切な機関に接続するように求めました。

電話は近くのレスキューステーションに繋がれました。

テキサス警察は状況を説明し、スーザンの住所をフィンランドのオペレーターに伝えました。

ショーンはそれを聞いたとき、「助けが向かっています」とタイプしました。

 

[第十段落]
 数分後、タイジャはドアの外の廊下を人が走っている音を聞きました。

ふと扉が開きました。

救急隊員と3人の警官が駆けつけていました。

タイジャはもう一度コンピュータの方を向いきました。

「彼らはここにいます。ありがとう。バイバイ。」

 

[第十一段落]
 4日後、テキサス州の警察はフィンランドの警察官からメッセージを受け取りました。

「インターネット上の友人のおかげで、タイジャは、必要とする治療を受け、一命をとりとめました。」

 

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何か間違いがありましたら、コメントでご指摘していただけるとありがたいです。

次のチャプターの和訳です。

 

 

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