普通の男子高校生のブログ

弓道部・英検準1級所持

#13 弓道:初心者の方向け(射法八節・実際に引けるようになるまでの期間)

 おはようございます。今回は、#12の続きということで、引き続き弓道の記事となります。弓道の初心者の方に向けて、射法八節と実際に弓を引けるまでの過程を記していきたいと思います。
 
 弓道には、射法八節(しゃほうはっせつ)というものがあります。
これは弓を引く時の動作の流れで、弓道は弓をただ適当に引くというわけには行きません。この射法八節にのっとって引いていかないといけないのです。
この射法八節は具体的には次のようになります。

 

 ①足踏み
 ②胴造り
 ③弓構え
 ➃打ち起こし
 ⑤引き分け(大三)
 ⑥会
 ⑦離れ
 ⑧残身(残心) 

 

 なんじゃこれと思われる方も多いと思いますが、弓道の試合を動画などで一度ご覧ください。ほとんど全ての人がこの8つの動作にのっとっているのがわかると思います。詳しくは長いので割愛します。全日本弓道連盟のHPに載っているのでぜひご覧ください。↓

    
  射法について|公益財団法人全日本弓道連盟 (kyudo.jp)




[2]実際に弓を引けるようになるまで
 初心者教室や部活に行き始めたらいきなり弓を引かせてもらえるのか、答えはノーです。弓道は一応安全に改良されたスポーツではありますが、それでも元々弓は人を殺すときに使われていたので、まずいきなり実際の弓を使うのではなく、ゴム弓という練習用のものを使います。ゴム弓には大きく分けて2種類あります。↓

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 まずこのゴム弓を使って[1]に書いた射法八節を体に染み込ませます。これは1-2週間くらいですかね。
 そしてある程度うまくなったら素引きという練習をします。これは実際の弓を使うのですが、矢は使いません。これで実際の弓を使う感覚を覚えます。これは1ヶ月くらいです。
 素引き練習が終わったらやっと矢を射ることができます,,,がいきなり的に向かって射ることはできないと思います。
まず巻藁(まきわら)という大きな藁に向かって近距離で矢を打ちます。多分この巻藁が一番苦労するかもしれません。なぜなら最初は矢を放つのに対して恐怖心が誰にでもあるからです。しかしこの巻藁での練習をしっかり行っておくと、上達も早くなります。この練習は長く取る道場が多いと思います。
 そしてそしてついに巻藁練習が終わったら的を狙って打つことができます。最初は全然届かないと思いますが、とても楽しいしやる気も上がると思うので安心してください。

 

 ここまでで2ヶ月くらいですかね。この期間は道場や学校によって全く異なるので、気になったら先生などにお尋ねください。ちなみに僕の学校は巻藁練習をじっくりやるので、半年くらいかかります。



 以上に述べた2つのことは弓道を始める前に最低限知るべきことだと思います。これ以外にも弓道の豆知識や弓道由来の言葉がいっぱいあるので、少しずつ紹介していけたらなと思います。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。